01 ランニング/Running/跑步

「蹴って進む」をもう一度考える

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ランでもウォークでも地面を「蹴って」進むのはどうかと思います.

先日,「地面を蹴る」で検索したらパクリ記事が出たことは書きましたが,
ランニング関連でもパクリ記事と検索のコツ - キムブログ

地面を「蹴る」ことを目的としたフォームや製品があったら疑っていいと思います.

ちなみに、こういうのも出てきました

蹴る走りと押す走り、正しい走り方はどっち?

  • 蹴る走り=ふくらはぎを主に使います。足首の返しの力が推進力です。
  • 押す走り=大腿部が主に使われます。

上記ブログを書いている方は「4スタンス理論」がお好きなようですが、上の「蹴る走り」「押す走り」ともに推進力を得るための走りです。

「4スタンス理論」がそのような身体の使い方を主な動力として考えているのなら,根本が間違ってます.

この本の感想も以前書きました.
4スタンス理論とは - キムブログ
「4スタンス理論」、本を読んだだけではよく分からない理論でした - キムブログ

既に成功している人に共通している特徴を集めて,それらしい理由をつけて「理論」にするのは賛成しませんなあ.

私なら,このセオリーに当てはまらない人を見つけてきて,その成功の理由を探るけどなあ.

既に「引退済み」で競技から離れちゃってる人もいるし.そういう身体の使い方・スポーツへの向き合い方は,当キムブログの目指す姿ではありません(笑)

話がそれました.

上の「4スタンス理論」私がオススメする「動き続ける重心を止めない走り」とは質が違うので全く参考になりません。

私は「蹴る」も「押す」も必要ないと考えます。

なので,「地面を蹴る」ことを目的としたフォームや製品は不要だと考えるのです.

あ,悪路で「滑らない」とは話が別です.

悪路を走る競技で「滑らない機能」は必要なのかもしれません.

これなんか,いかにも滑らなそう.

等速運動とは?

走る時に推進力(前に進む力)が不要(ほとんど不要)考える理由は次のとおりです.

長距離走は特にそうですが、短距離走でも一旦加速してしまえばあとはほとんどが「等速運動」です。

なので、走る上で大切なことは「動き出した身体にブレーキをかけない」ということに尽きると思うんです。

一旦動き出した重心にブレーキをかけるものは何か、っていうことをもっとよく考えないとダメです。

歩行やランニングにおけるブレーキ作用

歩いたり走ったりするときにブレーキとなっていること(モノ)はなんでしょう。

歩き方・走り方?

風の抵抗?

摩擦力?

筋肉?

まずは空気抵抗から。

「空気抵抗があるから走るときには絶対に推進力(前に進む力)が必要」という人がいますが、大間違いです。

マラソンでトップクラスの選手は時速20キロ以上で走りますが、秒速に換算すると5.5メートルです。

自転車に乗っている時のことを考えたらわかりやすいと思いますが、たしかに時速20キロだとそこそこ風を感じます。

トップクラスの選手でも受ける風の強さは「そこそこ」です。

私たちが毎日のウォーキングやランニングで受ける風の抵抗はほとんどないと考えていいでしょう。

考えるとしても,それほど大きな推進力は必要ありません.

では、なぜ「推進力」がなければ前に進めないように感じてしまうか。

非効率な走り方・歩き方

歩いたり走ったりするときにブレーキとなっていること(モノ)はなんでしょう。

一言で言えばフォームが悪いからです。

極端なかかと着地や着地地点が体より前方であれば「ブレーキがかかる」と言われます。

あすけん - 脂肪燃焼!長時間走れるフォーム(足の着き方)

【ランニングと着地】 フラット着地がおすすめな3つの理由 | 楽しく安全な ジョギングのすすめ

ランニングフォーム - ウッチーの七転び八起き日記

歩幅を狭めてピッチを上げて歩いたり走ったりしてみましょう.

できればメトロノームアプリのようなものでピッチを合わせてみるといいでしょう.

1分間に170−180歩くらいが目安でいいと思います.

歩幅は狭めます.

着地位置が身体の真下に近くなるので,後ろ向きのブレーキが減るはずです.

歩幅を狭めたら余計に疲れる場合

力学的にはブレーキが減るのでラクに動けるはずですが,「やってみたら余計にしんどいんだけど」っていうこともあるかもしれません.

慣れの問題もありますが,歩幅を狭め足を速く動かそうと体が固くなってしまっているかもしれません.

歩幅を狭めすぎるのも非効率ですが,いつもと速度は同じでピッチ(回転数)を1分間に170−180歩くらいにする分には「狭め過ぎ」はないと思います.

歩幅を狭めすぎると極端に速度が落ちるので気付くはずです.

「地面を蹴る」歩き方・走り方が生まれるまで

運動として,楽に,継続して歩き・走り続けるためには,歩幅が広い(広すぎる)フォームは非効率です.

大股で闊歩したほうが見栄えはいいかもしれませんが,それが「ラク」とは限りません.必要以上の歩幅は無駄な労力以外の何物でもありません.

ラクではないので,余計なカロリーを消費できたり余計な筋肉を使うので筋トレやダイエットが目的の方には向いています.(笑)

そもそも、なんでそういう走り方になるのか?っていう疑問が生まれますが、それは長年

「そういう指導をしてきた」

からでしょう。

スポーツシューズは例外なく「蹴り出しが楽な設計で,踵にクッション」なんでね。

シューズの踵クッション機能を上手く使おうと思ったら,積極的に踵から着地した方がいいから自然と踵を突き出したような着地になる.

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今はランニングに関してはようやく「極端な踵着地はやめよう」みたいなことをいう人がチラホラ出てき始めましたが、ウオーキングに至っては悲惨な状況。

歩き方で見た目もぐんと若返る | 10歳若返る歩行術 -インターバル速歩- | 能勢博 | 毎日新聞「医療プレミア」

この↑記事、ひどいなあ。

突っ込みどころが多いから、別記事にしよう。

まとめ

「慣性の法則」

人の体(の重心)も本当なら動き始めればタイヤが転がるようにずっと動き続けるように力が働くはずです。

が、二足歩行という仕組み上、日本の足を前後させて移動する重心を前に運び続けなければいけない。

私たちが理想的なウォーキング・ランニングフォームを考えるときに気をつけるべきはそこだけです。

効率よく足を交互に前後して,前に進み続けたい身体を支えていけばいい.

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